寄席とはどんなところ?
いろいろな演芸を楽しめる、庶民の娯楽場です。
伝統芸能というイメージがあるからか、敷居が高いところなのかと思いますが、
実は、映画館や美術館よりも、もっとフラットで、庶民的なところです。
予約などをする必要はなく、当日券で、通りすがりにフラッと入れます。
服装も、着物を着ていかなければならないなんてこともなく、ステテコにうちわといった、家着姿もしばしば見かけます。
後ろの人の邪魔にならない服装であれば、リラックスしていられる格好で大丈夫。
また、最近は感染症対策でストップされていますが、基本的に飲食自由。お酒やお弁当を食べながら、高座を楽しむことができます。
ほぼ365日開いていて、多種多様な芸を持つ芸人さんたちが、入れ替わり立ち替わり楽しませてくれます。
都内意外にも、大阪や横浜など繁華街にあり、気軽に立ち寄れる値段でふらっと入ることができます。
繁華街の一角で、毎日ひらかれている不思議な場所。
現代の生活とは、時間の流れ方が違う空間です
落語家の立川談志師匠のインタビューを引用させていただきます。
人間どこかノスタルジーで
現代(いま)の文明以前のところに帰りたいって
気持ちはありますからね
そんな気持ちを落ち着けるのに、
まさに寄席は最適の場所といえるでしょう。